
2 校区の概要
この地域は,古くから県下でも有数の早場米地帯として4月上旬には田植えが行われ,地元テレビ局がその季節の話題として取り上げ放映していました。しかし,近年は極早稲種の栽培地域が他にも見られるようになり,特別なことではなくなってしまいました。早期米と共に主要農産物であったタケノコは,値段の下落と就業者の高齢化によって生産量は減ってきてはいますが,春の息吹を感じさせる作物の一つとして今も生産が続けられています。
近年,蒲生田岬近くの船瀬地区に阿南市が船瀬温泉をオープンさせ,町内外から年間約5万人ほどの利用者が訪れるようになりました。温泉につかって眺める紀伊水道の景色は,身体も心も癒してくれることまちがいなしです。
このような自然豊かなこの地をふるさととして育つ子どもたちや安住の地として暮らしてきた地域の人々にとっては,時代の変化によって社会構造が大きく変わっても,美しい海,山,川などの豊かな自然に恵まれたかけがえのない場所であることに変わりはありません。
児童の大半の家庭が3世代同居家庭であり,祖父母の代までは,その大半の家庭がタケノコと早期米栽培を中心とした農業経営によって生計を成していました。そのため,今も祖父母が田畑の管理を行い,父母は,公務員や会社員として勤めに出ている家庭が大半を占めています。
1 校区の位置
本校校区は,阿南市の最南東部に位置し,北は橘湾の南部に面しています。東は四国の最東端の地である蒲生田岬までを含み,南は明神山を境に海部郡美波町に隣接しています。西は,県道福井蒲生田線が通じ,椿坂トンネルを経て福井町大西で国道55線につながっています。また,阿波福井駅近くから国道55号線と分かれて,校区の最西端から進入できるルートもあります。
明神山から橘湾小勝島の石炭火力発電所を望む。
手前の平坦部に校区への進入路となる椿坂トンネルが,口を開けています。