毎年決まって同じ頃に、グレイシャスの会宛てにたくさんの未使用切手をお送り下さる方がいらっしゃいます。グレイシャスの会が発足した年からずっとです。その方は、たぶん何人かのお仲間の協力を得てそのたくさんの切手を集めて下さっているのでしょうが、くわしいことはわかりません。
毎年、「今年もこれだけ集まりました」とだけ手紙が添えられています。切手が送られてくるようになったはじめの頃、私はその方に対する感謝の気持ちをどうやってお伝えしたらいいのかと、戸惑いました。その切手がどれだけグレイシャスの会の事務作業を助けてくれているか、その方の「ずっと送り続けて下さる」という行為がどれだけ私たちを励ましてくれているか、そんなことをお伝えしたかったのですが、うまく表現できなかったのです。
でも、今年、いつもどおり送られてきた切手を見た途端気がついたのです。グレイシャスさんと同じだと。
グレイシャスさんは、顔も知らない200人もの日本の友達(グレ会のみなさん)からずっと送金や物資提供を受け続けています。一人一人にお礼が言いたくてもどこの誰だかわからないのです。グレイシャスさんからの手紙には「私たちに勇気をありがとう」「なんとお礼を言って良いのかわかりません」と、いつも繰り返されています。彼女が感謝しているのは物やお金にではなく(もちろんそれもありますが)、私たちのエンドレスなあったかい心に対してで、それが彼女の支えになっているのだと。そしてそれは私が毎年切手を送って下さる方に対して抱き続けている気持ちと同じ種類のものだと。そう気がついたのです。
自分は一人じゃない、いつも誰かが見ていてくれる、ガンバレガンバレと応援旗を振り続けていてくれる。そう思えることが、仕事や育児やボランティア活動や日常生活を支え、元気に生きられるのです。
そんなグレイシャスさんの気持ちを、私は毎年送られてくる切手によって真に理解できたような気がしています。
(事務局 折野)
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